2012年12月27日
【レースレポート】伊勢の森トレイルランニングレース
12月16日に三重県・伊勢市にて開催された伊勢の森トレイルランニングレースに出場した浦野裕之選手からのレースレポートが届いていますので、紹介いたします。
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件名: 伊勢の森トレイルランニングレースレポート
芥田さん
おはようございます。
先日の伊勢の森トレイルランニングレースでは御世話になりました。
レースの後教えていただいた「武雷庵」に早速行き蒸し牡蠣をいただきました。
まさに絶品。最高でした。あんなにおいしい牡蠣を食べたのは初めてでした。
さて、レースレポートが出来ましたので添付して送らせていただきます。
よろしくお願いします。
浦野 裕之
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件名: 伊勢の森トレイルランニングレースレポート
芥田さん

先日の伊勢の森トレイルランニングレースでは御世話になりました。
レースの後教えていただいた「武雷庵」に早速行き蒸し牡蠣をいただきました。
まさに絶品。最高でした。あんなにおいしい牡蠣を食べたのは初めてでした。
さて、レースレポートが出来ましたので添付して送らせていただきます。
よろしくお願いします。
浦野 裕之
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伊勢の森トレイルランニング レースレポート
期日2012年12月16日(日)
スタート時刻 AM8:30
距離 20km
記録 1時間40分01秒
結果 2位
使用ギア ウェア:EXO S-LAB SS ZIP TECH TEE
TWIN SKIN EXO S-LAB SHORT
EXO Ⅳ CALF
ソックス:RX S-LAB
シューズ:S-LAB SENSE
HRモニター:AMBIT
テーピング:New-Hale 腰、膝、ふくらはぎ、足首
大会 HP:http://trailrun.sun-arena.or.jp/
今回の「伊勢の森トレイルランニングレース」は私にとって今シーズンの最終戦となる。
今回のレースを含め、3 週連続でレースに出場していたため、万全の調整とはいかないが、その中でもできる限りの調整はしてきたつもりだ。
<レース展開>
レース当日は 5 時に起床→朝食。6 時前に伊勢市駅付近のホテルを出発。ゴール会場の三重県営サンアリーナには 6 時 12 分頃到着した。荷物を持ってスタート会場行きのシャトルバスに乗り込んだ。ここからスタート会場までは所要時間約 15 分。
徐々に夜が明けてきた。それにしても 12 月の日の出前だというのに暖かい。この時期なら氷点下が当たり前の信州から来た私にとって10℃近くもある気候は不思議に感じるほどだった。6時30分頃スタート地点の三重県営陸上競技場に到着。バスを降り、受付を済ませる。
スタートまではまだ2時間弱ある。役員さんに話しかけてスタート位置を確認したり、テーピングを貼ったりして準備を進める。7時30分頃からウォーミングアップ開始。今回は20kmとトレイルランニングレースにしては短い距離なので、駅伝の大会と同じような感覚で入念に体を温めた。20分ほどジョグをして、ダイナミックストレッチングで体をほぐし、60~80mほどのダッシュを3本。いつものウォーミングアップスタイルをルーティンワークのようにこなしていく。
8時15分ごろゴールに送る荷物を預け、陸上競技場2回のスタンド裏に並ぶ。ここで簡単な説明があり、その後スタート地点に移動。前から2列目にポジションを取る。道幅が狭いので後ろに並んでしまうとスタート時の飛び出しに対応できない。短いレースでは後で追いあげてその差を詰めることは容易ではないと先週の武田の杜で経験していたからだ。
スタートゲートには「お伊勢参らば朝熊を駆けよ!」の文字が記されていた。この地ならではの演出に心が躍る。

8時30分、スタートが切って落とされた。予想通りスタート直後の先頭集団のペースが速い。後れを取らないように前方の選手を視界にとらえながら走る。この時点で周りの選手の走りを観察。無理をして走っているように見える選手もいれば、まだまだ適正ペースの範囲内に見える選手もいる。自分にとってはちょうどよいペースだったのでそのまま集団の中で走った。
スタート直後に伊勢神宮内宮の前で栄える「おはらい町」を通るコース設定になっていた。おはらい町は江戸時代の町並みを再現した雰囲気のある観光地だ。内宮の入り口で折り返し、元来た道を後続の選手とすれ違いながら走り抜けるといよいよ山の中へ。この時点で一人の選手が飛び出し、その後を私を含めた5~6人の選手が追う展開となっていた。

林道に入ると集団がばらけた。斜度はそれほど大きくはないものの、登り坂が5kmほどにわたって続く。トレイルに入ったところで、私が集団の先頭に出る形になったが、その直後に青いウェアの選手が私の前に出た。この坂を登りきってからが勝負だと思っていた私は無理をしてつくことはせず、なるべく見える範囲で追うことにした。しかしながら彼との差は徐々に開き、カーブが多いトレイルでは視界にとらえる時間が次第に短くなっていった。
スタートしてから9kmほどでコース最高地点「経ヶ峰」への登山道に入った。ここは斜度がきついが、今までの走れるトレイルよりもこういうところの方が好きだ。まもなく視界が開け、経ヶ峰に到着。朝熊(あさま)山頂を目指す。朝熊山頂付近をラウンドして
戻ってくるコースレイアウトになっており、小刻みに登ったり下りたり曲がったりを繰り返す。朝熊山頂展望台辺りからは伊勢湾を一望することができる。海の無い信州では見ることのない景色にテンションが上がった。しかし、海からの風が容赦なく吹き付けてくる。
吹き飛ばされそうだった。朝熊山頂付近は応援の人も多かった。あいかわらず前の選手は見えないが、「前と1分無いよ!」と教えてくれる人もいた。あきらめずに前を追う。
約 14km 地点の八大龍王からは約2km進む間に約400m下る。自分では斜度の大きい下りは得意な方だと思っている。ここで一気に前の選手との差を詰めたい。下りに入ると確かに斜度は大きいものの、道幅が狭かったり、曲がりくねったりしていてテクニカル。
なかなかスピードに乗れないがそれは前の選手も同じはず。なかなか前の選手を視界にとらえることはできないがあきらめてはいけない。一気に16km地点の第2エイドまで駆け降りた。第2エイドに到着したら一度折り返し、元来た道を少し戻ってから先に進むコースになっていた。しかし、前の選手とすれ違うことはなかった。代わりに後ろから来た選手とはすれ違った。がんばって走っている割に後ろとは思うように差が開いていない。
前とは少し離れてしまったか…。
この後、橋の無い川に入水して対岸に渡ると登り返しが待っていた。自分は斜度の緩い登りよりも斜度の大きい登山道が好きらしい。スピードに乗って走れないトレイルの方が走っていて楽しいし、リズムが作れる。残り距離が少ないのでこのまま3位でゴールかなと思い始めたころ、前の選手が視界に入った。スタート直後に飛び出した選手だった。すごい勢いで飛び出していったので実力のあるランナーなのだろう。追いつけないかと思ったが、ここでペースダウンしていた。山道には不慣れなようだ。確実に差を詰め、ついに追いついた。一声かけて前に行かせてもらった。ようやく2位まで上がった。もしかすると1位の選手も近くにいるのかもしれない。ペースを緩めることなく前を追う。しかしながら追撃もここまでだった。行けども行けども先頭の選手の背中が視界に入ってこない。
だんだんと残り距離は少なくなり、ゴールが近づいてきた。曲がりくねったアスファルトの道を抜けると遠くにゴールゲートが見えた。先頭の選手はもういない。ここで自分の追撃が終わったことを悟ったが、全力でゴールゲートに向かった。そして2位でフィニッシュ。

ゴール後、1位の選手に話しかけた。山本大賀くんだと名前を聞いた時にすぐにピンときた。SALOMON のチームメイト大杉君の後輩だそうだ。今季いくつかのトレイルレースで上位に入っていたので何回かリザルトで名前を見たことがあった。着実に力を付けている。
<給水について>
今回は10km地点と17km地点の2カ所に給水があった。寒い日なら何も持たずに走っても脱水にならないかもしれない。しかしこの日はスタート時点で気温が10℃近くあり、その後上がる可能性もあった。スタートしてから初めの給水は約10km地点であるが、水を持たないとスタート後1時間近くも水分補給ができないことになる。水を持たないという選択肢は捨て、ショーツのポケットにウイダーインゼリーを一つとジェル1つを突っ込んだ。エイドでは水を飲むことにして、エイドとエイドの間をこれでつなげば十分。
SALOMON のショーツは腰回りに体にタイトにフィットするポケットが配置されていて、本当に便利。200~300mlのドリンクならソフトフラスクなどに入れて携帯できるし、ジェル、ベスパ、電解質補給タブレット、ハンドライトなど必要な小物が入ってしまう。短いレースだけど補給食は持っていきたいという時にザックはおろかウエストボトルすら必要としないのだ。
また、ハーフタイツほどの長さのインナーは適度な締め付けで疲労を軽減してくれる。本当に使っていて具合のいいショーツ。お
気に入りのショーツだ。

今大会のメダル。
材質は「三重県産の杉の木」を使用。
リボンは「松阪もめん」という地元の生地を使用して作成されているそうです。
期日2012年12月16日(日)
スタート時刻 AM8:30
距離 20km
記録 1時間40分01秒
結果 2位
使用ギア ウェア:EXO S-LAB SS ZIP TECH TEE
TWIN SKIN EXO S-LAB SHORT
EXO Ⅳ CALF
ソックス:RX S-LAB
シューズ:S-LAB SENSE
HRモニター:AMBIT
テーピング:New-Hale 腰、膝、ふくらはぎ、足首
大会 HP:http://trailrun.sun-arena.or.jp/
今回の「伊勢の森トレイルランニングレース」は私にとって今シーズンの最終戦となる。
今回のレースを含め、3 週連続でレースに出場していたため、万全の調整とはいかないが、その中でもできる限りの調整はしてきたつもりだ。
<レース展開>
レース当日は 5 時に起床→朝食。6 時前に伊勢市駅付近のホテルを出発。ゴール会場の三重県営サンアリーナには 6 時 12 分頃到着した。荷物を持ってスタート会場行きのシャトルバスに乗り込んだ。ここからスタート会場までは所要時間約 15 分。
徐々に夜が明けてきた。それにしても 12 月の日の出前だというのに暖かい。この時期なら氷点下が当たり前の信州から来た私にとって10℃近くもある気候は不思議に感じるほどだった。6時30分頃スタート地点の三重県営陸上競技場に到着。バスを降り、受付を済ませる。
スタートまではまだ2時間弱ある。役員さんに話しかけてスタート位置を確認したり、テーピングを貼ったりして準備を進める。7時30分頃からウォーミングアップ開始。今回は20kmとトレイルランニングレースにしては短い距離なので、駅伝の大会と同じような感覚で入念に体を温めた。20分ほどジョグをして、ダイナミックストレッチングで体をほぐし、60~80mほどのダッシュを3本。いつものウォーミングアップスタイルをルーティンワークのようにこなしていく。
8時15分ごろゴールに送る荷物を預け、陸上競技場2回のスタンド裏に並ぶ。ここで簡単な説明があり、その後スタート地点に移動。前から2列目にポジションを取る。道幅が狭いので後ろに並んでしまうとスタート時の飛び出しに対応できない。短いレースでは後で追いあげてその差を詰めることは容易ではないと先週の武田の杜で経験していたからだ。
スタートゲートには「お伊勢参らば朝熊を駆けよ!」の文字が記されていた。この地ならではの演出に心が躍る。

8時30分、スタートが切って落とされた。予想通りスタート直後の先頭集団のペースが速い。後れを取らないように前方の選手を視界にとらえながら走る。この時点で周りの選手の走りを観察。無理をして走っているように見える選手もいれば、まだまだ適正ペースの範囲内に見える選手もいる。自分にとってはちょうどよいペースだったのでそのまま集団の中で走った。
スタート直後に伊勢神宮内宮の前で栄える「おはらい町」を通るコース設定になっていた。おはらい町は江戸時代の町並みを再現した雰囲気のある観光地だ。内宮の入り口で折り返し、元来た道を後続の選手とすれ違いながら走り抜けるといよいよ山の中へ。この時点で一人の選手が飛び出し、その後を私を含めた5~6人の選手が追う展開となっていた。

林道に入ると集団がばらけた。斜度はそれほど大きくはないものの、登り坂が5kmほどにわたって続く。トレイルに入ったところで、私が集団の先頭に出る形になったが、その直後に青いウェアの選手が私の前に出た。この坂を登りきってからが勝負だと思っていた私は無理をしてつくことはせず、なるべく見える範囲で追うことにした。しかしながら彼との差は徐々に開き、カーブが多いトレイルでは視界にとらえる時間が次第に短くなっていった。
スタートしてから9kmほどでコース最高地点「経ヶ峰」への登山道に入った。ここは斜度がきついが、今までの走れるトレイルよりもこういうところの方が好きだ。まもなく視界が開け、経ヶ峰に到着。朝熊(あさま)山頂を目指す。朝熊山頂付近をラウンドして
戻ってくるコースレイアウトになっており、小刻みに登ったり下りたり曲がったりを繰り返す。朝熊山頂展望台辺りからは伊勢湾を一望することができる。海の無い信州では見ることのない景色にテンションが上がった。しかし、海からの風が容赦なく吹き付けてくる。
吹き飛ばされそうだった。朝熊山頂付近は応援の人も多かった。あいかわらず前の選手は見えないが、「前と1分無いよ!」と教えてくれる人もいた。あきらめずに前を追う。
約 14km 地点の八大龍王からは約2km進む間に約400m下る。自分では斜度の大きい下りは得意な方だと思っている。ここで一気に前の選手との差を詰めたい。下りに入ると確かに斜度は大きいものの、道幅が狭かったり、曲がりくねったりしていてテクニカル。
なかなかスピードに乗れないがそれは前の選手も同じはず。なかなか前の選手を視界にとらえることはできないがあきらめてはいけない。一気に16km地点の第2エイドまで駆け降りた。第2エイドに到着したら一度折り返し、元来た道を少し戻ってから先に進むコースになっていた。しかし、前の選手とすれ違うことはなかった。代わりに後ろから来た選手とはすれ違った。がんばって走っている割に後ろとは思うように差が開いていない。
前とは少し離れてしまったか…。
この後、橋の無い川に入水して対岸に渡ると登り返しが待っていた。自分は斜度の緩い登りよりも斜度の大きい登山道が好きらしい。スピードに乗って走れないトレイルの方が走っていて楽しいし、リズムが作れる。残り距離が少ないのでこのまま3位でゴールかなと思い始めたころ、前の選手が視界に入った。スタート直後に飛び出した選手だった。すごい勢いで飛び出していったので実力のあるランナーなのだろう。追いつけないかと思ったが、ここでペースダウンしていた。山道には不慣れなようだ。確実に差を詰め、ついに追いついた。一声かけて前に行かせてもらった。ようやく2位まで上がった。もしかすると1位の選手も近くにいるのかもしれない。ペースを緩めることなく前を追う。しかしながら追撃もここまでだった。行けども行けども先頭の選手の背中が視界に入ってこない。
だんだんと残り距離は少なくなり、ゴールが近づいてきた。曲がりくねったアスファルトの道を抜けると遠くにゴールゲートが見えた。先頭の選手はもういない。ここで自分の追撃が終わったことを悟ったが、全力でゴールゲートに向かった。そして2位でフィニッシュ。

ゴール後、1位の選手に話しかけた。山本大賀くんだと名前を聞いた時にすぐにピンときた。SALOMON のチームメイト大杉君の後輩だそうだ。今季いくつかのトレイルレースで上位に入っていたので何回かリザルトで名前を見たことがあった。着実に力を付けている。
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今回は10km地点と17km地点の2カ所に給水があった。寒い日なら何も持たずに走っても脱水にならないかもしれない。しかしこの日はスタート時点で気温が10℃近くあり、その後上がる可能性もあった。スタートしてから初めの給水は約10km地点であるが、水を持たないとスタート後1時間近くも水分補給ができないことになる。水を持たないという選択肢は捨て、ショーツのポケットにウイダーインゼリーを一つとジェル1つを突っ込んだ。エイドでは水を飲むことにして、エイドとエイドの間をこれでつなげば十分。
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【第12回 ボルダリングジャパンカップ / 決勝】
【望月将悟の世界】開催!
【レースサポート】BADWATER 135 ウルトラマラソン
平山ユージさんの手首にニューハレ®
野口啓代選手世界戦3連勝中!!
百名山ひと筆書きのサポートに!
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Posted by ニューハレ・アクタ at 20:10│Comments(0)
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